|   フォトテクニック掲載
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 2000 3/4

■モノクローム部門 丹野清志選

 丹野評:後姿は様々なことを想像させてくれる楽しいシーンです。帽子、手、ちょっとめくれた水着、濡れた脚。ありふれたショットですが、少女の可愛らしさがあふれています。

 2000 5/6

■モノクローム部門 丹野清志選

 丹野評:犬の動きを想像する楽しさがあります。波打ち際で犬の散歩という光景はよく見かけますが、犬に限らず自然の風景に動物が入り込むと、人間は点景という感じになってしまいますね。

 2000 7/8

■モノクローム部門 丹野清志選

 丹野評:「ビクターの犬」は、じっとレコードを聞いているスタイルで老いてりますが、この犬はそっぽむいているようですね。思わずフフッと笑ってしまうようなユーモア写真が、もっとあってもいいのではないかと思います。

 
 2000 9/10

■モノクローム部門 丹野清志選

 丹野評:女性の脚が、ただぶらりとあるだけです。なんともいじわるなフレーミング。ハーイと全身を写しながら、脚元の影に気づいたのかもしれません。下部の黒と脚とシューズの組み合わせが楽しい。

 2000 11/12

■モノクローム部門 丹野清志選

 丹野評:眠りこけている女性を覗いている犬のおかしさに思わず撮ったというところでしょうか。近づくと目を覚まして気づかれるかもしれないというちょっと弱気なフレーミング。二、三歩近づいてシャッターを。

 2001 1/2

■必殺 スナップ写真 熊切圭介選

 御堂の中にぎっしりと飾られている夥しい数のお雛様。その中の一人が突然、勢いよく現実の世界に飛び出してきたようなイメージの、ファンタジックな作品です。子供をスローシャッターでブラし、足が地面に着く直前にシャッターを切っているので、夢まぼろしの出来事のような感じが強調されています。赤で統一した色彩処理が見事です。

 2001 1/2

■モノクローム部門 丹野清志選

 丹野評:ブランコ周辺の光と影がいいですね。手前にいる人物に視線がいくため、光と影の動きが弱くなっています。遊園地を開設するのではなく、光と影の動きでイメージを広げてみたい。

 
 2001 3/4

 ■厳選モノクロ写真 丹野清志選

 丹野評:前回は遊園地の写真で、やはりハイアングルのショットでした。野島さんは人の動きの中から見つけ出す形の面白さと光と影に興味をお持ちのようで、今回の写真も楽しい場に出会いました。写真上部の人と楽器の影が効いてます。形のみにとらわれるとちまちましてしまいがちですが、解放感が感じられます。野島スタイルの写真の続きが楽しみです。

 2001 5/6

■厳選モノクロ写真 丹野清志選

 丹野評:こういうシーンはもう何度見たことだろうか。で、被写体にしても鳥の動きにしても特に珍しくはないのだけれど、なんとなく身近な写真に感じられる。それは、野島さんがおそらく鳥を撮ろうという目的でこの場にいたのではなく、不意の出会いにスナップ感覚で撮ったからにからに違いない。モノクロームの輝きが素敵だ。しっかりプリントされていると、写真の力も膨らんでくる。

 2001 9/10

■厳選モノクロ写真 丹野清志選

 丹野評:淡いハーフトーンで描写されたプリントの光と影が美しい。野島さんの光と影はいつも絶妙だ。モノクロプリント独特のこの感触が果たして印刷で再現されるかどうか。母子らしき三人の動きが少しぎこちないのかなあという第一印象だったのが、揺れ動くような光の流れを見つめていたら、カメラを意識しない自然な動き、なんとなくそこに母子がいるというほうがいいのかもしれないと思うのだった。
 
 2002 3/4

■厳選モノクロ写真 丹野清志選

 丹野評:祭りが終わって帰るところなのでしょうか。子供の前を歩く人は手拭いを被っていて、遠くに傘をさしている人がいるのを見ると、雨がしょぼしょぼ降っているようです。華々しい祭りが終わって子供が一人家路へなんていうとふつう寂しいって感じになるところだけれど、ここにはほのぼのとした帰り道の情感が漂っています。濡れた舗道の質感と背景のゆるやかなボケ具合がいい雰囲気を出していて、それらの描写に包まれて子供の後ろ姿があるわけで、野島さんの観察眼の確かさがこの何ということのないシーンを魅力的なものにしたのだと思います。

 2003 3/4

■厳選モノクロ写真 丹野清志選

 丹野評:逆光線による光の反射は魅力的な素材です。路面が光っています。眩しく輝いているのは水の流れ。それを強調するために周辺部を黒くつぶしたのでしょう。それなら水の流れに集中して、思い切って抽象化したほうがいい。周辺を取り込んだため、あいまいな印象です。このフレーミングであれば、周辺部の家並みはつぶさず描出したほうが、光の流れに爽やかなリズム感が出てくると思います。
 
 2003 9/10

■必殺BEST SHOT モノクローム部門
丹野清志選

 
選評:木漏れ日の光と影の中に犬がいる。遠くに親子連れが写り込んでいる。全体が明るいハイキートーンで再現されていれば光の散歩道といった印象が強くなったと思うのですが、なんといっても犬が強い。犬とその影がある周辺に、もう一つの写真の風景が作り出されています。私だったら遠景の親子連れは入れずに、犬だけのフレーミングでいきたいシーン。

 2004 1/2

■必殺BEST SHOT モノクローム部門
斎藤康一選

 
選評:手作り衣装に身を固め、いざ出陣といったところでしょうか、ビルの間から射し込んだ光が強かったのでシャドー部分との光の扱いが難しかったのに、風船や路面も含めうまくまとめたと思います。この場合、作者はポーズを付けることなどできなかったとは思います。左側の少女がもう少し強ければと思いましたが、作者の動きによっては光の感じが変わってしまうので仕方ないと思います。楽しさや賑わいがよく出ています。

 2004 9/10

■必殺BEST SHOT モノクローム部門
斎藤康一選

 
選評:ドーム状の遊び場のようなものでしょうか。引きがないので28m/mの広角レンズをうまく使っています。広角レンズによる歪みをうまく使って手前のハイライトとシャドー部をおもしろい形に見せています。中にいる女の子と表の女の子は隠れん坊でもしているのでしょうか。形の上での面白さに加えて人の動きもよかった。

   
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