|  日本カメラ掲載
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1995 8月号
 銅賞


「兄弟」

■B部白黒キャビネ写真 平山真人選

評:子供たちの純真な動物への期待感がわかる写真だ。望遠レンズでボケを生かしたとらえ方をすればベストだ。

1995 11月号
 銅賞


「浮き輪」

■B部白黒キャビネ写真 平山真人選

評:子供には大きすぎる浮き輪。浜辺ではしゃぐ子供もミラーレンズでうまく切り取っている。リングボケの効果もうまく出ている。

1996 1月号
 銅賞


「あさがお」

■B部白黒キャビネ写真 蜂須賀秀紀選

評:廃車になった自転車に朝顔という何でもない光景ですが、路地裏の面白さがあります。写真的魅力のある面白い被写体ですが、カラー撮影向きの被写体だったのでは。

1996 5月号
 銀賞


「出漁」

■B部白黒キャビネ写真 蜂須賀秀紀選

評:橋と水面を目のような感じにとらえています。一つのトンネル構図ということになるのですが、その構成力をかいました。画面構成だけでなくシャッターチャンスもいい瞬間をとらえています。この被写体に対しての集中力を感じました。

1996 11月号
 銅賞


「散歩」

■B部白黒キャビネ写真 蜂須賀秀紀選

評:この四角い門のようなものが、意外性のある風景になっています。白黒ならではの光景で、作者のカメラアイを評価しました。幾何学的な中に、点景として入れた犬の散歩もよかったと思います。

1997 3月号
 銅賞


「幻想」

■B部白黒キャビネ写真 保坂 健選

評:一般的には多重露出は、こんなふうには使わないのですが、この作品にはうまくマッチしています。アングルも違っているから全体がバタバタと重なってしまっているのですが、それが写真にリズムを出していますし、ポーズの変化も十分に読み取れます。

1997 5月号
 銅賞


「公園」

■B部白黒キャビネ写真 保坂 健選

評:このような窓枠アングルというか、洞窟アングルというのはよくあるのですが、これは単純なアングルで終わっていません。この子供がもう少し画面構成にあったポーズで写っていればこの作品はもっと面白くなったと思います。

1998 6月号
 銅賞


「目」

■B部白黒キャビネ写真 林 隆喜選

評:目というタイトルはいささか無理があるのではないか。あまり恣意的なタイトルにこだわらず、ストレートに撮れば良かった。それにしても周囲の黒い部分は、手前の影や光の角度から不自然に思うのだが、紙を置いて焼き込んだのなら手が込みすぎている。間違いなら失礼。

1998 7月号
 銀賞


「出番前」

■B部白黒キャビネ写真 林 隆喜選

評:この作品の場合一見すると左の少女がポイントのようだが、重要なのは人の配置であり、それぞれの人物との対比で少女の表情が生きる。しかしシャドー部が潰れてしまったために中央の人物は首無しになってしまい、右端にわずかに写る人物も良く見えない。コントラストの強い条件だけにプリントの難しさは判るが、印画紙の号数を下げることでかなり改善される。


1998 10月号
 銀賞


「日光浴」

■B部白黒キャビネ写真 林 隆喜選

評:海岸とは言ってもずいぶん殺風景な場所での日光浴だが、防波堤の危なっかしい所に寝そべる若い二人と、荒々しいコンクリートの壁面が、苛立つような夏の日差しを思わせて力強い作品になった。この場合の粒状性の悪さやプリントの黒さは、表現内容に合っていると思うが、埃が多いのはいただけない。それに人物と遠景が重なって判りづらいので、もう少しカメラアングルを上げたかった。

1998 12月号
 銅賞


「海岸通り」

■B部白黒キャビネ写真 林 隆喜選

評:天気が悪いのか、夕方なのか、ずいぶんと陰鬱な風景だ。わずかに見える水着の女性からすると、夏のようだが、やはりプリントが暗すぎると思う。野島さんは意識的にプリントを暗く焼いていると思うが、内容が見えにくいのは考えものだ。

1999 2月号
 銅賞


「夏休み」

■B部白黒キャビネ写真 三浦和人選

評:野島さんのものの見方、考え方がはっきりでていて、理屈ぽくないところが好きです。でも物足りなさがつきまとう。一枚の写真からたくさんの言葉が生まれてくる、そんな写真を待っています。

1999 3月号
 銅賞


「ガレージ」

■B部白黒キャビネ写真 三浦和人選

評:標準域の画角で撮られていたら、ひ弱さを撥ね飛ばしてだろうと思います。すばらしいものやできごとに出会ったとき、とっさに画角を判断する訓練を心がけてください。好きな写真です。


1999 4月号
 銀賞


「公園」

■B部白黒キャビネ写真 三浦和人選

評:公園には子どもたちがおおぜい遊んでいるので、カメラを向けるのだけれど、不思議と様にならない。その場の雰囲気に呑まれて、重要なことが見えていないのでしょう。この写真は一見散漫なように見えますが、それぞれの置かれた状況が伝わってくるいい写真です。
   
 1999 6月号
 銅賞


「裸身」

■B部白黒キャビネ写真 三浦和人選

評:現実の切り取り方があいまいです。ズーム域を35ミリ近辺にセットすることを勧めます。マネキンの顔があって、白布がかぶされていたらゾクゾクしてきそうです。題はズバリ「被写体」ではどうか。

 1999 10月号
 銅賞


「廃車」

■B部白黒キャビネ写真 三浦和人選

評:自転車、50ccのスクーター、バイクは海や川、山いたるところに捨てられ、今の日本では高価な大切な道具ではないらしい。前輪に貼り付いているピンナップが一層そういった感情を表している。

   
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